人と話すと緊張
して、自分の
意見が言えない
(10代)
職場で自分ばかり
怒られ孤立している
(20代)
親の敷いたレールで生きてきたので、
どうしたらいいか
わからない
(30代)
親が自分の
個性や悩みを
理解してくれない
(10代)
昔から話すのが
苦手だったので、
集団に入れる
ようになりたい
(30代)
働ける気が
しない
(30代)
他人から
ブランクをどう
思われるか不安
(20代)
対面授業に
なってから
大学に行けなく
なった
(10代)


色々な所で
相談してきたが、
どこも話を
聞いてくれない
(20代)
case1
20代女性
本人
20歳代後半の女性本人からの相談です。
中学時代の不登校をきっかけにひきこもってしまい、ご家族以外との交流がない状態でした。何をすれば良いのか分からず、動けない状況が続き、それでも「いつか社会に出たい」という思いを抱き続け、たまたまインターネットで目にした本センターを相談予約します。
初回の面談では、対人コミュニケーションへの強い不安から、質問に答えるのもやっとという状況で、声も非常に小さく、緊張している様子。
何度かの面談を経て、本センターでのプログラム活動を見学し、まずは本人が興味を持ったペーパークラフトや塗り絵などの創作活動に参加しました。
徐々に活動に慣れ、同世代の若者と交流できるフリースペースも利用するように。ゲームを介した自然な会話が生まれ、楽しい時間を過ごせるようになり、本人にとって本センターは大切な居場所となっていきます。
その後、地域のお祭りに運営スタッフとして参加し、自分の役割を一生懸命にこなすことができ、成功体験を積むことで、社会で活動する自信がつき、お祭りから1か月後にはアルバイトが決まりました。
現在は経済的にも自立し、一人暮らしをしていますが、仕事や生活の悩みがあるときは職場の先輩への相談のほか、引き続き本センターを利用し、相談に来ています。
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【キーワード】
・本人の好みやペースに合わせた支援
・段階的な社会参加
・成功体験の積み重ね
・就労後も継続的な相談支援
ご相談事例
夏休み明け
から不登校になり、
ひきこもって
しま った
(保護者)


今後の話を
しようとしても
会話にならないので
どうしたらいいのか
(保護者)
我が子の
将来について、
ずっと一人で
悩みを抱えてきた
(保護者)
20歳代男性本人からの相談です。
小学校から不登校となり、ひきこもり状態。ストレスを感じると物にあたってしまう傾向があり、ご家族は地域の支援機関に相談していましたが、本人はしばらくどこの支援機関にもつながっていませんでした。
長くひきこもり状態となっていた20歳頃、「仕事がしたい」という意欲がわき、支援機関でのデイケアに通うようになり、その後、活動の幅を広げたいと自らインターネットで検索し、本センターを知り、相談すること。
外出して集団の中に入ると精神的にとても疲労してしまうため、比較的参加人数の少ない、毎回同じ活動内容であるタイピングセミナーに月2回程度参加し、外出しての活動に慣れるところからスタート。
次第に活動の幅を広げ、自己紹介やアイスブレイクもあるパソコン講座やペン字セミナーにも参加するように。様々な活動に参加する中で、地域のイベントでスタッフを務める機会があり、他者から必要とされ、認められる体験を通して、自己肯定感が自然と高まっていきました。
現在では、スーパーやコンビニでアルバイトをするための就職活動を開始しています。
case2
20代男性
本人
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【キーワード】
・他の支援機関との連携
・本人の主体性を尊重した支援
・地域でのボランティア活動が自己肯定感へ
case3
10代女性
本人
高校3年生になる17歳の進路相談。進学も視野にあるが、学習面で課題があり、就労に関する選択肢について情報を収集している。対人関係での課題がありながらも一般高校へ進学し、安定して登校し、集団の中では大きな問題なく過ごせているものの、学校ではやや孤立気味。
医療機関からは、福祉サービスの就労移行支援事業の活用を提案されているが、すぐに動ける状況ではないため、本センターでは、本人やご家族に対して支援を受けた後にどのような進路があるか、様々な情報を提供しているほか、体を動かせるプログラムを受講し、体力の強化も図りながら、本人のペースに合わせて見守っているところ。
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【キーワード】
・本人のペースに合わせた支援
・進路の選択肢の拡大
・様々な機関の情報提供
case4
20代男性
本人
支援機関の紹介で来所。専門学校卒業後、スーパーの棚卸しなど複数の職を経験するも、周囲の話し声や満員電車によるストレスで短期間のうちに離職を繰り返す。医療機関の受診歴はなく、在宅勤務を希望していたが、うまくいかずひきこもり状態となる。
本センターでの相談を経て、ヨガの体験やストレスケアセミナーを受講し、自分を見つめなおす機会となっている。今後は医療機関の受診を選択肢に入れながら、自己肯定感が高まることを期待し、地域でのボランティア活動にも参加していく予定。
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【キーワード】
・ひきこもり状態
・医療機関受診の検討
・スモールステップの支援
case5
10代男性
本人
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地域の支援機関より、不登校状態の高校2年生から、就労を視野に入れた相談。本人は高校卒業の意思はない。障害者手帳を取得しているものの、障害を受け入れることに抵抗があり、福祉的就労よりは一般企業での就職を強く希望している。
現在は生活リズムが大きく乱れ、睡眠時間が極端に長くなってしまっていることから、まずは午前中の来所を提案し、生活リズムの改善を支援していく予定。
【キーワード】
・不登校状態
・福祉的就労への抵抗
・生活リズムの改善